生命保険の入りすぎチェックリスト
~「安心のつもりが、払いすぎてるかも?」~
◆ 保険に入って“安心”してる人ほど要注意
日本人は保険好き。
でも実際に家計を見直してみると、「入りすぎ」になっている人がとても多いんです。
FP相談でもよくあります👇
「3社で合計4つの保険に入ってました」
「よく分からないけど毎月3万円以上払ってます」
保障は安心を守るもの。
でも“多ければ多いほど良い”というわけではありません。
◆ チェックしてみよう
あなたはいくつ当てはまりますか?
✅ 医療・がん・死亡保険をすべて個別で契約している
✅ 会社の団体保険と民間の保険、両方に入っている
✅ 毎月の保険料が手取りの10%を超えている
✅ 保障内容を3年以上見直していない
✅ 解約したいけど「もったいない」と言われて続けている
✅ 家族構成や収入が変わってもそのまま
2つ以上当てはまった方は、“入りすぎサイン”が出ているかも。
◆ 適正額を考えるときの3つの視点
保険の金額を決めるときは、**「公的保障」「生活費の変化」「住宅ローン」**の3点を一緒に考えることが大切です。
1️⃣ 公的遺族年金を考慮する
会社員や公務員なら、亡くなった後に配偶者が受け取れる「遺族厚生年金」があります。
年収・家族構成によっては年間100万円以上の支給もあり、民間保険で全額をカバーする必要はないケースが多いです。
2️⃣ 生活費は100%残らない
1人分の食費や交通費が減るなど、遺族の生活費は平均で約70〜80%程度に下がるといわれています。
必要保障額を試算するときは、「今の生活費そのまま」ではなく、減る分を考慮しましょう。
3️⃣ 住宅ローンがある人は団信を確認
持ち家があり、住宅ローンに団体信用生命保険(団信)がついているなら、
契約者が亡くなった時点でローン残高は0円になります。
つまり、住居費がなくなる分、必要な保障額は大きく減ります。
◆ FPの目安:手取りの5%以内が理想
保険料の目安は、手取り月収の5%以内が理想ライン。
保障の組み立て方は👇
- 医療保険:最低限の入院日額+高額療養費制度を前提に
- 死亡保障:子どもが独立するまでを定期保険でカバー
- 老後資金:投資・積立など別枠で準備
「公的保障+家計の現実」を前提に考えると、
保険はもっとシンプルで良いことに気づくはずです。
◆ FPからのひとこと
保険は“安心”を買うもの。
でも、入りすぎると“安心のつもりが家計の負担”になってしまいます。
今の保障をすべて書き出して、
✔ 公的遺族年金
✔ 団信の有無
✔ 生活費の変化
を一度数字で見てみましょう。
「どこまで保障が必要なのか」が見えると、
“ちょうどいい安心”が見えてきます。
「うちの保険、多すぎるかも?」と思ったら
「どこまで削っていいか分からない」
「見直したいけど損しそうで不安」
そんな方は、一緒に整理しますのでご連絡ください。


